皆様、がん検診に行かれた事はありますか?

皆さんは、何らかの「がん検診」を受けたことありますか??
今や"2人に1人ががんになる"といわれる時代ですが、日本のがん罹患者数予測(2022年)でトップの大腸がんでも、その検診受診率は対象となる年齢層の半数以下となっております。

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内閣府が公表する「がん対策に関する世論調査(平成28年11月調査)」によると、がん検診未受診の理由として、30~50歳代では「受ける時間が無いから」という回答が多く、70歳以上では「健康状態に自信があり、必要性が感じないから」という回答の割合が多くなっております。

ところで、病気を発見する"けんしん"には、「健診」と「検診」があります。
「健診」は、いわゆる健康診断の事で、健康であるかどうかを確認するため。
「検診」とは、特定の病気にかかっていないかどうかを調べる為の検査です。

日本のがん検診には、「対策型検診」と「任意型検診」があります。
対策型検診には、胃がん・子宮頸がん・肺がん・乳がん・大腸がんの5種類の検診があり、より多くの方に早期発見し、治療に繋げる事を目的としております。こちらは公的な医療サービスとして費用が公費で補助されております。

任意型検診とは、超音波検査やCT検査、MRI検査、PET検査などの様々な検査があり、基本的に全額自己負担です。検査可能ながんの種類が多く、その人の状況に応じて検診種類も増やせるなど個人の目的にあわせて選択できます。

がん検診の受診率ですが、男性は肺がん検診(40~69歳)の53.4%、次いで胃がん検診(40~69歳)の48%となります。一方、女性は乳がん検診(40~69歳)の47.4%、肺がん検診(45.6%)、子宮頸がん検診(43.7%)となっております。

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ところで、山口県の乳がん検診の受診率は、なんと全国ワースト1位でした(T_T)

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がん検診で精密検査などの指摘があった場合、必ず精密検査を受ける事が大切です。
がんの診断には、より精密な画像検査や組織の一部を取って調べる生検などを行う必要があります。特に生検には体の負担かかる事や入院が必要となったり、がんと診断されることへの不安から避けたい気持ちが強くなる人もいますが、せっかくがん検診で「がんの疑い」を発見できても、がんの確認をしなければ早期発見と早期治療にはつながりません。

具体的な検査内容や治療方法はもちろん、その他、がんの治療と生活・仕事の両立など、治療以外で不安に感じる事を相談できる事や人がいる事は不安の解消にもつながります。

そんな不安の解消に、各保険会社より利用できるサービスもございます。がん検診や受診後の結果についてもご利用可能です。(サービスによっては被保険者様や、そのご家族のみ対象、一部有料というものもございます。)弊社でご契約されている方は、その際はご相談下さい。これから保険商品を考えたいという方は、このようなサービスについても確認してお選びいただくといいかもしれませんね。

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